首都圏のハイヤー・タクシーが値下げを武器に、顧客獲得を競っている。東京ー成田間の格安ハイヤーや長距離割引の格安など新しい料金体系も登場している。関西地区で先行した値下げ競争がこれまで比較的穏やかだった首都圏に普及しており、バス、地下鉄などのほかの交通機関との顧客争奪戦も加熱しそうだ。
バス・タクシーの手配を手がけるヒューマンビークル(東京・港、本庄恵子社長)は東京二十三区と成田空港間を走るハイヤーを一万円で利用できるサービスを始めた。同区間に定期運営を導入するタクシー会社は増えているが、通常一万五千円ー一万八千円程度かかる。より安価で乗り心地の良いハイヤー車両十台を使い、他社との違いを打ち出す。
サービス名は「空っぽハイヤー」。通常、ハイヤーは客を乗せて走ると、k復路は空車のままで走行する場合が多い。同社がハイヤー会社と組んでのこの空車区間を有効活用し、格安で乗車してもらう。空港への行き帰りともに利用でき、希望者は前日の午後五時までに予約する必要がある。
同社は同様に二十三区と成田空港、羽田空港を通常の半額でっ走る「空っぽバス」も手がける。
「利用人数に応じて使い分けてもらえる」(本庄社長)と見ている。 |

写真:東京ー成田空港間を走る
ヒューマンビークルの「空っぽハイヤー」(成田空港) |